文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

日記

2018/10/16(火)

朝がたに友人の、昼がたに義妹の、出産報告を受ける。どちらも女の子で、どちらも写真をLINEで送ってもらった。とても、とても、かわいい。見ていると、ふわあっとにおいが漂ってくるようだった。乳の、血の、あったかいにおい。生まれたての女の子には、贈…

2018/10/15(月)

午前に編集者と電話をする。フェミニズムの話、フォトグラファーの話、コンプレックスの話。

2018/10/14(日)

頭が痛むので日中は家におり、夜になってから10年来のデザイナーの友人と飲みに行く。彼女は言った。「たとえば友達が死んだとしても、大事な人がいなくなったとしても、きっとわたしは『そういうこともあるよな』って思う。悲しいけれど、受け入れるしかな…

2018/10/13(土)

10月は毎年メンタルが弱まる気がする。なぜかというと、イベントが多いからだ。今年は運動会が3つ、お祭りが1つあった。まだ児童館フェスというのが残っている。文化祭や運動会が苦手である。楽しまくてはいけないという、貧乏性の悪癖が出るからだろうか。…

2018/10/12(金)

朝、アイロンをかけながらふと思う。このアイロンは誰のためにかけているんだろう?今日は午前中に自宅に税理士さんが来る予定だ。だから彼の目に気持ちよく映るよう、というのと、彼から「だらしない」と思われぬよう、というのと、自分と彼の両方に対して…

2018/10/11(木)

昨日行った嵐山のことを記事にする。写真がじょうずに撮れるようになりたいな、と思った。わたしの写真は味気がないように思う。やはり、カメラマンというプロがいるということはそういうことなのだ。素人が簡単に撮れないからプロが存在する。このあいだ、…

2018/10/10(水)

取材で嵐山に行く。ひとりで雨の中、嵐山の中を歩く。インクのなくなっていた万年筆。自分でインクを入れることができなくて、誰かにやってもらおうとインクを持ち歩いていたのだが、結局誰にも頼むことができなかった。それで自分で調べて補充してみたのだ…

2018/10/09(火)

晴れていた。狼はそばにまだいて話しかけると返してくれる。わたしの中、というよりはわたしの隣に座っている感じだ、いつも。何を言っているのだと言われそうで、誰にも言っていない。逃避だとか妄想だとか思われるんじゃないかと。そういう話も、狼は黙っ…

2018/10/08(月・祝)

編集者に久しぶりに会った。「君はあいかわらず世界からはみ出して感じがするね」と彼が言った。「最近、疎外感をよく覚えるよ」と言うと、「『よるすべるてんかふん』の頃からずっとそうじゃないか」と言う。『よるすべるてんかふん』というのは、わたしが1…

2018/10/07(日)

頭の中に一匹の狼がいて、その子がわたしに話しかけてくるのだ。いや、わたしが話しかけているのかもしれない。つまり会話をしている。彼(狼はオスである)はわたしの友達でもなく、恋人でもなく、家族でもない。彼とわたしの関係性については何なのか、ま…

2018/10/06(土)

自転車に乗り、川端通を北上する。雨上がりの空気は澄んでいて涼しく、わたしはこの道を走りたくて京都にいるのだと思う。つい10年前まで住んでいた場所の前を通る。たまにここを通るのだが、ここの前を通るたびに、わたしにも過去があるのだと実感する。一…

2018/10/05(金)

プールに週に2回の頻度で通うようにしている。ご年配の方が多く、明らかにわたしが最年少だ。みんな仲良さそうに話しており、ウォーキングコースはしゃべり場と化しているのだが、わたしは黙々と歩き続ける。頭の中で歌をうたってみたりしながら。平気そうな…

2018/10/04(木)

デザイナー中屋辰平さんをインタビューした記事を書き、その確認のやりとりをしている。デザイナーの方にここまで長いインタビューをするのはもしかしたら初めてかもしれない。仲のよいデザイナーさんがこの間話していたことと同じことを中屋さんも話してい…

2018/10/03(水)

打ち合わせで四条に行く用事があったので、約束前に四条烏丸の大垣書店へ寄る。そこで平野啓一郎の『私とは何か 「個人」から「分人」へ』という新書を買った。今朝、長野のわざわざというお店の代表取締役である平田さんの記事を読んでいたら、この本のこと…

2018/10/02(火)

感情のコントロールがうまくできない。できた試しがない。たいていひんやりと落ち込むほうだが、時折爆発することがある。そういうときは自分を「ヒステリー女だ」と思う。頭のなかでそういう声がする。その声にわたしは傷つきながら、怒りながら、そしてそ…

2018/10/01(月)

昨晩映画『下妻物語』を観て大変感動した。高校生のとき図書館で日本文学「た」の棚にいつも寄っていたのを思い出した。あの頃わたしは嶽本野ばらさんと田口ランディさんの本を読み漁っていた。ふたりに共通するのは「自分が自分として生きていくには」とい…

2018/09/30(日)

台風のため家ごもり。次男の保育所から依頼されているぬいぐるみを作る。パンダのぬいぐるみを、ちくちくとすべて手縫で。縫いながら、縫うことと書くことは似ているなと思う。下手くそな裁縫だが、なんとかできあがった。首と胴体がもうとれそうだ。でも、…

2018/09/29(土)

海辺の街に引っ越す夢を見た。わたしはその街で、「ここはどこですか?」と尋ね続けている。みんな薄ら笑って答えてくれない。そんなこと答えなくてもわかりきっているだろうと言うのだ。ここが何県の、何町であるかは、言わなくたってわかるだろうと。わた…

2018/09/28(金)

今日話したことは忘れないでおこうと思うのに、どうしても記憶から抜け落ちてしまうのを止めることができない。でもその焦燥感も含め、きらきらとした時間を過ごしたのだと思う。「いろんな話をして楽しかったね」と、動物の鳴き声のような言葉を投げかけ合…

2018/09/27(木)

小説の改稿、終わる。 編集者へ送る。 夜は子供たちと『千と千尋の神隠し』を観た。すごくおもしろかったねと言い合いながら、それからよく眠った。

2018/09/26(水)

小説:1章から3章まで読み通し、もう一度見直す。やはりまだ、ポロポロと見落としていたところが出てくる。少しずつ少しずつ、積み重ねるように書いていく。身体:昨日プールに行ったら、プロテインが3kg当選したと知らせを受ける。1万3000円分だという。試…

2018/09/25(火)

小説の改稿が一通り終わる。五章の最後まで。お昼、1時間だけ抜け出し久しぶりのプールへ。前ではなく自分の臍の下を見ながら泳ぐと、楽に泳げることがわかった。50m泳げるようになった。

2018/09/24(月・祝)

午前中、喫茶店で執筆。午後、長男のサッカー練習へ。夜、『はじまりのうた』という映画を前半だけ観る。ベッドに入ってから、お月見をするのを忘れていたことに気づく。次男の夜泣きがひどく、何度か起きた。

2018/09/23(日)

午前中、近所の喫茶店で原稿。ゆで卵とサラダとバタートーストがセットになったモーニングを注文する。わたしはバタートーストがとても好きである。食べ終わり、執筆。なぜかわたしはこの喫茶店のコーヒーが半分しか飲めない。いつも。濃いからだろうか。午…

2018/09/22(土)

長男の運動会へ。休憩所として理科室が使用できるとプリントに書いてあったので、長男の出番以外はほぼそこで過ごした。みんな休憩所として使えることを知らないのか、それとも運動会で休憩するなんて考えはないのか、理科室には誰一人いなかった。窓を開け…

2018/09/21(金)

ひとりになる時間がまったくない1日。緊張したのだろう、夕方ごろひどくお腹が痛くなる。明日は運動会だし、原稿は進まない。それらもまた、緊張の種。

2018/09/20(木)

雨の中取材へ。自分は写真を撮るのが下手だなと思う。連載の第一回目は不安ばかりで、緊張のためかお腹の調子が非常に悪い。家に帰って書くが、よくわからない。咀嚼するのに時間がかかるのだろうか。ああ、難しい。

2018/09/19(水)

今日も次男が体調不良のため、保育園を休ませうちで面倒を見る。午前に税理士さんが来ているあいだは、彼はぶうぶうといびきを小さくかきながら眠っていた。昼にうどんを食べる。冷蔵のうどんは全然おいしくない。半分ほど残したら、次男が全部食べてくれた…

2018/09/18(火)

次男が熱を出したため、家で面倒を見ながら仕事をする。少しずつ彼は言葉を覚えていっている。「てれび」とか「おりよ」とか「おみず」とか。だけど言葉が追いつかないときに、彼はよく泣く。わたしはぽろぽろ流れる涙を見ながら、もしかしたらわたしも、言…

2018/09/17(月・祝)

長男と、母を見送りに京都駅へ。帰りに、母からもらったお小遣いでおもちゃを買うために伊勢丹へ寄る。長男は30分以上悩んだ結果、LaQの「POLICE CAR」を選んでいた。その後わたしの買い物に付き合ってもらう。わたしには「店にあるもの全部欲しいくらい大好…