文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/04/03(火)

日中子守をしていたので、夜、晩ご飯を食べてから家を出る。
いつも行く喫茶店が閉まっていたので、違う喫茶店に行った。そこで閉店までずっと短編を書いていた。

この短編は今回で5回目のアプローチ。

「小説は、砂をだんだんと寄り固めていくような感じ」
と、前に編集者に話したことがある。まさに今もそんな感じで、手から砂がこぼれてしまいそうになるのを、必死になって寄せ集めている。

疲れ切ってぼんやりとしながら、閉店間際にレジに行きお金を払う。
値段を聞いて、店員さんがサービスしてくれたのがわかった。

外に出ると少し寒いけれど、やさしい夜。