文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/04/11(水)

小説にタイトルをつけるのは、いつも最後の最後。
書き終わって、読み返してから、つけている。

今日、短編小説にタイトルをつけた。
タイトルをつけると、その小説が質量をもつ気がする。手のひらの中で。


そう言えば、ひとつひとつの短歌にはタイトルがない。短歌はそれそのものがタイトルでもあるのだなと思う。読んでくださった天野さんが「短歌の切実さっていいな」とおっしゃっていたのを思い出す。だからかもしれない。短歌は作品自体がタイトルであるということ。