文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/05/17(木)

5人目の章を書き始めた。とてもとても難しい。とても。
でも、書けないということはないと思う。書きたいことはあるのだから。
それをどのように書くか、だと思う。とにかく、文字で埋めてみる。

これまで書いた初稿も正しいのだと編集者は言った。
それをすべて捨てる必要もないのだと思い、少しほっとした。
編集者はいろいろな質問をわたしにした。
「彼女は自分の名前をどう思っていたのか」
「彼女はハングルが話せたのか、あるいは、話せなかったのか。話したかったのか、話したくなかったのか」
「彼女は自分の体型をどう思っていたのか」

これを書ききったときに、わたしは必ず、書いていてよかった、と思うだろう。
その予感は確かにあって、だからもうほんと書くしかないんだよ。