文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/06/07(木)

ずっと頭が痛く、肩のあたりが麻痺している感じ。ぐるぐるまわすと、なにかがぷつぷつ切れるような音がする。第2章の改稿中、予想していたのの倍くらい難航している。一度最後まで直しながら書ききって、もう一度肉付けが必要だと思う。削りたくない、という箇所を、うまく活かせない。

長男は今朝すっかり熱が下がり元気に出かけていったが、帰ってきたらやはり熱が上がっていた。風邪症状はなく、熱と時折起きる腹痛のみ。
最近わたしはまったくテレビを見ないしニュースサイトも見ないので、Twitterで5歳の少女が虐待され亡くなった事件を知った。すべてひらがなで書かれたメモの内容は、とても悲しく、ショックだった。
「信じられない」と様々な人が言う。わたしも「信じられない」と思う。だけど、本当に信じられないわけではない。ありえる話なのだ、と思う。わたしも、やる可能性がある。実際に行動に移さないだけで、ひどいことを想像することは時々ある。
「この世界では想像できないようなどんなに残酷なことも起こりうるのよ」と言ったのは、岡崎京子の漫画の登場人物だったろうか。わたしもそう思う。そして自分が加害者にも、被害者にもなることだって起こりうる。こわかっただろう。痛かっただろう。なんとなく自分の子供の顔を見る。君は前世、どんな子供だった? わたしは前世、どんな子供だった? 親に、殴られずに、罵倒されずに、育ったかな。

お風呂から上がった次男が、わたしの首に腕をまきつけ、できたてのパンのようなほっぺたをくっつけてきた。