文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/07/11(水)

来月ラジオに出演することになったので、その打ち合わせへ自転車で行く。非常に暑い。着いたら自販機で好きな物を選んでいいと言われ、いろはすを買っていただいた。なるべく水を飲むようにしている。

打ち合わせの相手の方が、わたしの書いたものをよく読んでくださっていて、嬉しかった。番組の構成を考えるために、前もっていろいろと質問をされた。インタビューみたいだった。インタビューはするばかりで、されるのには全然慣れていない。ただ、なるべく、自分の本当に思っていることを話すようにした。下手でもいいから丁寧に。そうでないと、自分の思っているものとはまったく別物の答えになってしまう。そうして伝わったときは、嬉しい。それに、自分もインタビューするときには、ぜひそうしてもらいたい。

きのう更新した子育てのブログをシェアした。すると、ずっと会っていない女性から連絡がありびっくりした。彼女はわたしのブログを読み、自身を重ねたらしい。それから、知り合いの男性からもメッセージが来た。彼も自らのことを思ったと書いていた。ふたりとも、お子さんに対する負の気持ちをわたしに伝えてくれた。その気持ちをもっていてもよい、と、わたしは思っている。この世にもってはいけない感情はない。大事な人をむやみに傷つけなければ、多分それでいい。そう思っていても、やっぱり、自分で書いていて自分の文章に傷つくのだった。そんな文章が、誰かの傷に染み込んだなら、それはそれで、必要な文章だったのではないかと思う。

今日打ち合わせた方は「土門さんの子育てのブログは、楽しみ半分、怖さ半分でいつも読んでいます」と言っていた。
「自分はどうなんだろうと、いつも、突きつけられるようで」