文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/07/23(月)

朝から原稿。
途中でまったく手が動かなくなり、一旦寝室に上がる。クーラーをつけ、少しだけ寝た。ぐっすりと、深い眠りだったように思う。でも夢は見た。妊婦の友人のお腹を、誤って強く叩いてしまう夢だった。はっとして目がさめる。それからまた下に降りて原稿を書いた。さっきよりもずっと集中して書くことができ、昼寝ってすごい、と思う。

長男が終業式だった。明日から夏休みらしいが、学童へ行くのでそんなに変わらない。わたしは幼い頃、夏休みはほとんど家にいた。家で、りぼんやなかよしや小学四年生などをずっと読んでいた。それ以外に「遊ぶ」ということを知らなかったのだ。「遊ぶ」ということは、後天的に教わるものなのだと思う。長男は、学童へ行ったほうがずっと「遊ぶ」を教えてもらえると思うので、家にいるよりそっちのほうがいいんじゃないのと思うが、「やだなあ」と言っていた。多分、集団行動がいやなのだろう。わたしも、集団で遊ぶより、ひとりで退屈なほうが好きだ。それは後天的に身についた嗜好だろうか?

最近、朝顔とカブトムシはわたしが世話をしている。夫や長男は、世話が苦手なようだ。朝顔もカブトムシも、静かで良い。水や昆虫ゼリーを、毎日数回あげれば、それだけで花を咲かせたり、土から這い出てきたりする。

原稿を書いていたら、ごそりごそりと、昆虫ケースのなかで音がした。
犬猫のように何もわたしに期待していない感じ、それでいて、わたしの世話によって快適に生きている感じが、今の自分にはちょうどいいように思った。