文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/07/31(火)

原稿ふたつの〆切の日。

朝起きたら、かぶとむしの虫かごの蓋が開いていて、オスのかぶとむしが脱走していた。次男を送ると、ソファにいた。このままだといつかお尻で潰してしまいそうだったので、虫はとても苦手なのだけど、つかんで虫かごに入れる。指の間でうじうじと動いて、鳥肌がたった。脚や胴体がとれるのではないかと怖かった。気づくとたくさん汗をかいていた。

原稿をふたつ書き上げる。編集者からOKが出て、クライアントに渡した。間に合って、よかった。初稿だから、このあと調整が入るけれど、まずはよかった。
「何度も読み返したい」
そう言われると、ああ本当によかったな、と思う。
書き残すということは、何度も読めるということだから。そう望まれるものが書けて、本当によかった。

長男は迎えに行くと必ず
「今日は遊べる?」
とわたしに聞いてくる。
「仕事終わった? 一緒にテレビみれる?」
きっといつも、上の空なんだろうな、と思う。わたしは。
今日はソファで、一緒に座って映画をみよう。途中までみた、『ニューシネマパラダイス』。長男は「この映画、こどもがいっぱい叩かれる」と、びっくりしていた。

最近なぜかコーヒーが飲めないので、紅茶ばかり飲んでいる。レモンを入れるのが好きだ。