文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/09/03(月)

1日書き仕事。明日は台風らしいので、『100年後あなたもわたしもいない日に』を発送する。

学童に長男を迎えに行く。帰り道、ぬいぐるみを買いたいと思っていると長男に話したら、「だれに?」と聞かれたので「自分に」と答えた。すると、長男は少しぎょっとした顔を見せた。だけど、ぎょっとしてはいけないと思ったのだろう。すぐにその表情を隠し、「ぼくもほしいな」と言ってくれた。そうか、親がぬいぐるみを欲しがると、子供は心配するものなのだなと思う。

夕飯後、お皿を洗っていたら、後ろから長男に声をかけられた。
「ママは、ぬいぐるみとぼく、どっちがすき?」

驚いて振り返り、「そんなの廉太郎に決まってんじゃん」と答える。
するとほっとしたような、恥ずかしそうな顔をした。