文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/10/12(金)

朝、アイロンをかけながらふと思う。
このアイロンは誰のためにかけているんだろう?

今日は午前中に自宅に税理士さんが来る予定だ。
だから彼の目に気持ちよく映るよう、というのと、彼から「だらしない」と思われぬよう、というのと、自分と彼の両方に対して慮りそうしているわけだけれど、それならアイロンをあてない服を選べば回避できることだ。
でも今日は、白と青のストライプシャツに、紺色のスカートを履きたかった。
そういう気分だったのだ。そういう気分の自分のために、わたしはせっせとアイロンをかけた。

ああ、わかった!と思う。
ああ、わたしはわかってしまった。

これは「夏休みの終わる二日前現象」だ。
小学生4年生、夏休みの終わる二日前、つまり、8月29日。
このときもわたしは「ああ、わかった!」と思ったのだ。

夏休みが終わるというので、最後に友達とプールに出かけて公園で遊んだ。
それがすごくすごく楽しくて、
「ああ、こんなふうに遊んだらよかったんだ、夏休みって」
と思った。

遊び、編集、美意識、自殺願望、自傷行為、依存、アドラー、そして「お金と自分ひとりの部屋」。
最近気になっていたテーマが、すべてつながったような気がした。
もやが晴れそうな気がして、とても嬉しかった。

もう少し言語化を進めてみる。自分のなかで。