文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/11/19(月)

『経営者の孤独』の初稿を書き、編集者に送る。すごくがんばった。朝から夕方まで、お茶を淹れたりご飯を食べたりする以外は、ほとんどこの原稿にかじりついて書いた。夕方になったころには出し切った感じがしてふわふわしていた。ふわふわとした足取りで学童に息子を迎えに行く。「ママ今日すごくがんばった。うまくいったかどうかはわからないけれどやるだけやった」そう言うと、息子が「そっか」と言う。そうなのだ。多分、これからもずっとこの繰り返しだ。うまくいったかどうかはわからないけれどやるだけやった、を、明日も繰り返す。明後日も繰り返す。そうしていたらいつかはできる。

全部使い切ったら、また新しいものがわたしを満たしていく。「書く力」とかそういうものだと思う。それを使い切って、眠って満たして、朝起きて夕方までにまた使い切る。その繰り返し。書いた文字は消えないし、編集者はそれを読んでくれる。土台ができたら、次の場所へとはしごをかけることができる。

だから、まずは、0から1を生み出した自分、お疲れ様。
明日もまた、書こう。