文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/12/04(火)

きのう観たM1グランプリである芸人さんが
「8年間漫才をやり続けて、漫才って何なのかわからなくなってきました」
と言っていたけれど、漫才って何なのかは漫才をすることでしかわからないのかもしれない。そして、とうとうわかることはなくみんな死ぬのかもしれない。だけど、漫才が何なのかわからなくても、新しい漫才が生まれるほうがよっぽど尊いと思う。「漫才」は「小説」にも「インタビュー」にも言い換えられる。自分の仕事をすることでしか、自分の仕事が語れない。