文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/12/07(金)

ゆうべは若松英輔さんの『種蒔く人』を読んで寝た。静かな文章に、心が少し整理されたような気がした。電気を消して眠っていたら、階下の玄関でチャイムが鳴る音がして起きた。0時を過ぎているので怖くなったが、そのうち人が入ってくるような音がして、これは下に降りて確認しなくてはと思うものの声が出ないし体も動かない。恐怖で動けないのか、金縛りだから動けないのか。声を出そうとしても出せないあのときの恐怖感は全然慣れない。やっとからだが動いて下に降りると、誰もいなかったしチャイムも鳴っていなかった。夢だったみたいだ。