文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/12/21(金)

週に一度プールへ行っている。デイタイム会員という平日の昼以降にジムやプールが使えるというプランに入っているのだが、入ってみて気づいたのは、14時以降はだいたいキッズスイミングというのが入っていて、大人は利用できないということだった。それで、プールに行く日は早めにご飯を食べ、13時から14時の間に行くようにしている。みんなお昼ご飯を食べているらしく、この時間がいちばん空いている。
週に一度、30分くらい休みなく泳いで帰るだけなのだが、それでもやっぱり上達してきたし、長く泳げるようになってきた。前は25m泳ぐだけでもぜいぜい息をついていたが、今は呼吸もあまり乱れない。少しずつ体力がついてきているのかもしれない。
泳いでいると、水に何かが溶けていくような気がする。今日はあらゆる「不安」が溶けていくような気がした。わたしは不安に苛まれる癖があるのだが、じっとしていると不安に圧しつぶされる感じがする。だけど水をひたすらにかきわけていると、不安をばっばっと振り切れるような気がした。不安ってなんでなるんだろうと思うと自分を大事に思いすぎているからなんだなと思った。水をかきわけている間だけは、大事にする自分と大事にされている自分が一体になる感じがする。プールからあがるとそそくさと帰る。友達も知り合いも誰一人できていない。みんなどうやって知り合いになるんだろう?とロッカールームで談笑している女性たちを見て思う。なりたいわけではないけれど不思議でしょうがない。プールに行ったと言ったら編集者に褒められて、筋トレの方法まで教えてくれた。腹筋背筋、それからお尻の筋肉をつけて、からだつきが今よりもきれいになったらいいなと思う。