文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/12/25(火)

朝、ツリーの下にプレゼントが届いているのを見つけた廉太郎は、「サンタさんがきた!」ととても喜んでいた。廉太郎が欲しがっていたLaQだったので、「見ててくれたんだ」と嬉しそうにしている。
朔太郎にも「はい、サンタさんから」とプレゼント(車の本)を渡すと、朔太郎は無表情でそれを受け取り、そしてひとこと「ちゃーちゃんの」と言った。自分のものだと宣言したということは、とても気に入ったということである。朝から嬉しそうなこどもたちの顔を見ることができてよかった。

その笑顔を見ていると、自分は何もいらないかもしれないなという気がしてくる。わたしはもう足りているというような。足りない足りないと、いろいろなものを欲しがっていたときは、自分に自信がないときだった。そういうときは何を手に入れても全然足りない。
与えよ、さらば与えられん。多分、わたしはこの子たちの笑顔に満たされているんだと思う。自分がそれを作れたから嬉しいんだと思う。


今日は朔太郎が熱を出して保育園を休んだので、ずっと一緒に家にいた。だんだん彼は成長して、ひとり遊びが上手になってきている。黙々ともらったばかりの本をめくっていた。お昼ご飯を食べるときもずっと手元に置いて。


『経営者の孤独』の第6回を公開した。この記事を今書けてよかった。今年はそう思ってばかりな気がする。書きたいものを書けている、ということなのかもしれない。

わたしは自分を受け入れて生きていきたい。「ある」ものを「ない」と言わないで、ちゃんと「ある」のだと言い続け、そのことを認めたり、喜んだり、悲しんだり、祝ったり、していきたい。