文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/01/15(火)

VOUでキャップを買った。

「髪を切りすぎた」と編集者に電話で話したら、「キャップをかぶったらいい」と言われたからである。彼いわく、キャップをかぶった女の子はかぶらない女の子の8倍モテるのだという。知らなかった。わたしはキャップを買ったことがない。

VOUには紺や黒、緑やグレーなどの帽子があった。なかでも女の子に圧倒的に人気なのは、ベージュなのだという。確かにかわいい。でももう一個、深い赤色のキャップもかわいいなと思い、店員の宇田さんに「どっちが似合いますか」と尋ねてみた。

宇田さんは「どっちも似合いますね」と言ってくれたが、「赤のほうが女性らしいかな」とつぶやいたのを聞き逃さなかった。

わたしは迷ったら、店員さんの意見に従うようにしている。だって、たくさんここで試着する人を見てきたのだから、それがわたしに似合うかどうかはわたしよりわかってくれるはずだ。

赤色のキャップをかぶり、学童へ息子を迎えに行く。

息子はあっと驚いて、「かわいい!」と開口一番に言い、それから「ヒップホップって感じで、いいな」と言った。

編集者のアドバイスは正しかったのかもしれない。