文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/01/27(日)

編集者がこのあいだ、「いつか大学で勉強がしたい。何を学ぶかはまだわからないけれど」と言っていた。それを聞き、自分だったら何を学ぶだろうと考えた。いちばんに頭に浮かんだのは心理学だったが、社会学もおもしろそうだと思う。というように根っからの文系ではあるが、いちから勉強し始めたら、理系の科目だっていけるかもしれない。理系の科目を学び始めた自分の文章はどんなだろう。

でも、もしも本当に大学にとなったら、また文学を選ぶかもしれない、と思う。学生時代の専門は日本の近現代だったが、やっぱりまた近現代文学を学びたい。誰を選ぶだろう。今なら女性の作家を選ぶだろうか。宇野千代森茉莉武田百合子向田邦子与謝野晶子もすてきだ。

彼女たちの作品を研究して、女について考えたい。女が描く女について。