文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/02/27(水)

週末に佐賀に出張に行って以来、どうも何か、おかしい。今日はお昼にプールに行ってきたが、いつもよりもずっとからだが重たくて、50mを泳ぐのでいっぱいいっぱいだった。エッセイを書いているのだけど、原稿を書き始めても、すぐに手が止まる。書きたいことはなんとなくわかっているのだけど、文章が続かない。こういうときでもできることと言えばテープ起こしだと思い、無心で起こしては書いている。人の言葉をまとめることならできる。エッセイや小説が今は難しいみたい。心がざわざわしているのかもしれない。よくわからないけれど、できることにできることをやろうと思う。

そんなことを思っていたら、テープ起こしをしていた建築学科の学生さんが、こんなことを言っていた。

「もやもやしていても、きれいじゃなくても、スタディ模型や簡単なスケッチをとにかく作るんです。そうしたらそこから始まるから」

本当にそうだよね、と思う。結局、手を動かさないと字は書けない。
この仕事のいいところのひとつは、欲しい言葉を欲しいときにもらえることがある、ということだ。