文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/04/20(土)

大学時代からの友人の結婚式だった。「誓います」という言葉の持つ純粋さ、それゆえの危うさについて思う。人の立てた誓いはどこまで強くあれるんだろう。そんなことは誰にもわからない。未来のことは、誰にも一切わからない。それでも人は「誓います」と言う。多分、今現在のために。雅子はとても綺麗だった。

トータル9時間ほどかけて宮古島から帰ってきた。1泊しかしていないけれど、遠くへ行くのはいいものだと思った。宮古島は好きな場所だった。海がきれいで、雨がよく降って、湿気ていてあたたかで。
自分の居場所はそこにはないが、自分の居場所がないということが癒しになることがあるんだなと思った。思い出も、思い入れも、つながりもない場所。そんな場所へ行くために、ひとは何時間もかけるのかもしれない。避難するように、ときどきここに来たいと思った。