文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/05/01(水)

連休も半ばを過ぎた。家族が続々と体調不良を起こしていて、なんだか心が落ち着かず、よく眠れない。休み中にやろうとしていたことも半分以上できていなくて、手帳を眺めながらハードルが高すぎたなと思う。そもそも育児をしながら普段できない家事や、溜まっている仕事をするという予定は、平日よりもハードだ。予定を書き換えよう。できることだけしよう。大事なのはないものよりあるもの、できないことよりできることだと思う。

こつこつと少しずつ、というのが、自分の性には合っている。短距離走より長距離走のほうが得意だった。このペースで、この呼吸のリズムで、ずっと走り続けていさえすればいい、というのが長距離走の大事なところで、最後の最後でぐっと力を入れる。それまでは、余計な力を込めない。頭の中で、ずっと歌をうたっている。つまり余計なこといらぬことを考えず、やるべきことを粛々とやる、ということ。

そのように生きていくことが、おそらくわたしのためになるのだろうと思う。
最近、わたしはわたしの人生を大事にしたいと思うようになった。
もちろん気持ちが天気のように変わることはあるけれど、それでもそう思えるようになったのは進歩だ。

地道に焦らずこつこつと、やるべきことをやる。
奇跡はその上に降り立つ。まるで天からの使いのように。