文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/07/19(金)

夜、友達とお酒を飲む。いろいろな話をした。仕事の話、子供の話、名付けの話、性の話、創作の話、そしてまた仕事の話。ステークホルダーという言葉がある。利害関係者、というやつ。そういうのがわたしたちの間にはなく、だからいろんな話ができる。利害関係者でないということは、肩書きも立場もないということは、なんだか360度見渡せる草原で「おっす」「おっす」と出会うような気楽さで、のろのろと喋りあいながら歩き出すみたい。お互いに、ひとりの大人として「いろいろある」。その「いろいろ」を、ビールとともにたくさん流した。こういうことができるのは、大人になって良いことのひとつだと思った。雨上がりの夜は、湿っていて気持ちよかった。