文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/08/25(日)

京都には「地蔵盆」という、ひたすら子供が遊ぶのをひたすら大人が見守るという行事があるが、1日がかりなので、とても大変。近所のおじさん、おじいさんたちに「こっちにおいで」と誘われ、仲間に入り、お酒を飲む。女だから甘いものが好きだと思われたのか、濃い梅酒のロックを作ってくれた。わたしはビール党で甘いお酒は飲めないのだが、こういう心遣いはいいものだなと思う。「女の子」扱いされるのは好きだ。
「子供がふたりなんて少なすぎる、あと3人は産め」だとか「魚が三枚におろせないなんていけない、子育てするなら魚くらいおろせないと」だとか「フリーターみたいなもんなんだから、時間あるでしょう」だとか言われたけれど、それでもおいしそうな魚をこっちにまわしてくれたり、グラスが空けばまた梅酒を注いでくれようとして、おじさんというのはおもしろいなと思う。