2019/09/03(火)
『あかるい部屋』を書くのがこわい。また、呑み込まれていく感じがする。この小説を書き始めたのと、料理ができなくなったこと、生き物をそばに置くことが我慢ならなくなったことは、同じタイミングで、そのことがこわいなと思った。
今日、緊張しながら二話目を書き始めた。ああ、こわいなあと思いながら。やっぱり涙が流れ、鳥肌が立った。それでも、わたしには小説があるんだと、心の奥のほうでほっとしていた。
友達が「命を削らないでね」と言ってくれた。でも、そうしないと書けないような気がする。そしてわたしは、命を削って書くことで、誠実に生きているって感じがするし、ああわたしは何があっても大丈夫だって思える。それって自傷行為なんだろうか? よくわからない。
ただわたしは、この小説がこわい。まだまだ膜をめくっていかなくちゃいけない。そんなふうに奥へと入っていくのがこわい。