文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/09/10(火)

午前にエッセイを一本書き上げ、午後に編集者と打ち合わせ兼雑談をする。気づいたら4時間超喋っていた。喋っているあいだに、少しずつ自分が元気になっていくのがわかる。吐き出し、吸収し、自分のなかを循環させる。すると、次に進むべき道筋が見えてきた。できることをやろう。できないことはやらなくていい。できることを、できるぶんだけ全部やればいい。

『戦争と五人の女』がついに入稿されたそうだ。来週か再来週にはできあがる。まだ実感は湧かないけれど、この二年半書き続けてきたことが、ようやく形になってわたしの手の中にやってくるのだなと思った。子供を産む前のあの感じに似ている。嬉しいのと、緊張するのと、両方。そして、とてもとても、ありがたい。