文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/09/12(木)

ある写真家さんに「ポートレートを撮らせてください」と声をかけていただく。午前、その写真家さんが家に来て、ライカで撮ってくれた。何枚も撮ってくださったのだが、わたしの表情がどうも硬いらしい。こんなに撮るのが難しい人は珍しい、と言われた。途中で外に出て、庭、とも言えない小さな空間で撮っていただく。できあがった写真は、さみしそうな顔をしていた。わたしはいつだってさみしい。写真家さんは「土門さんって少年っぽいですね」と言っていた。少年。そんなことを言われたのは、いつぶりだろう。