文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/09/14(土)

なんだか最近日記が書けない。日を過ごすのに精一杯で、記すまでいかない。季節の変わり目だからだろうか。でも、常に季節の変わり目だからだろうか、と言っている気がする。調子が悪いのがデフォルトなのだ。

大学時代の友人が家に遊びに来てくれた。話していて思ったのだが、わたしは物欲を抑えがちなところがある。買えないという状況が辛いので、そもそも欲しがらないようにしているのだ。神経をカットしている。だからなのか、物欲全開の人を見ると憧れてしまうのだ。すごいなあ、人生の主人公だと、自分のことを思っているんだろうなと思う。わたしも思っているが、質が違う気がする。なんというか、明るくて楽しそうな感じ。わたしは悲壮感が漂っている。出自が貧乏だからだろうか。

それで友人と話し合って、まずは物欲を認めるところから始めては、ということになった。「欲しいなと思ったものをノートに書き出すとか」自分で言いながら自分のアイデアに興奮する。それならできそうだ。興奮しているわたしを友人は優しく見守っていた。彼女は物欲が強いらしい。憧れちゃう。