文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/09/21(土)

雨で長男の運動会が中止になった。かわりは木曜にあるらしい。連れて帰って、家で過ごす。先日の写真集のワークショップで綴じきれなかったぶんを、3冊縫って綴じる。やりかけのことをやるのは気持ちがいいなあ。

夜、メイ・サートンの『ミセス・スティーヴンズは人魚の歌を聞く』を読む。

「一日で詩の書き方を学ぼうとしたってむりよ。詩は感情じゃないんだから」
「じゃあ、何なの?」
「もちろん、第一は感情よ。でも、それだけなら、だれにだって書けるはずでしょ。詩を書くには、それ以上のものが要るのよ。感情を理解して、秩序だてなくては。存在するだけ、作るだけ、じゃないの」

感情を理解して、秩序だてる。詩っておもしろいな。小説とはずいぶんちがうのだろうか。わたしは小説のことだって、ちっとも理解していないが。詩をちゃんと読んだことは少ない。今度読んでみよう。