文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/10/01(火)

この日記を引っ越そうと思います。 https://note.mu/yorusube いつも読んでくださりありがとうございます。これからも、よかったら。

2019/09/30(月)

忙しい1日。朝から郵便局、銀行、ホームセンターなどを回る。明日から本の発送なので、その準備。やることが多いととたんにいろいろ抜ける。何度かヘマをして、自分に苛立つなどした。帰ってすぐ、きのうの原稿の続き。締め切りが今日中で、しかも次男を早め…

2019/09/29(日)

午前中、喫茶店で仕事をする。次男が熱を出したので、月曜日も休みになる気配。それなので、前倒しでやることにした。喫茶店は冷房がききすぎて寒いし、コーヒーは苦くて煮詰まった味がする。だけど放っておいてくれるのでいつもここに来る。わたしには、環…

2019/09/28(土)

一日頭が痛い。気圧のせいかもしれない。夜、友人がご飯を作りに来てくれた。以前わたしがTwitterで「もうご飯作りたくない。誰か作ってくれないかな」ということをつぶやいたときに、「作りに行ってあげる」と返信をくれた友達。本当に作ってくれるなんて、…

2019/09/27(金)

小説『戦争と五人の女』の本が届いた。家の中が、畳のにおい。畳のにおいと紙のにおいはよく似ている。このにおいが充満していて嬉しい。配送業者さんと、せっせと何往復もして運んだ。汗びっしょりになって、着替えて、それから編集者に渡しに行く。3分の1…

2019/09/26(木)

長男の運動会。日差しの強い中にずっといたからか、それとも慣れない人混みの中にいたからか、それとも運動会のあの雰囲気に呑まれたのか、帰ってからぐったりした。夜は夜で学童のフェスの会議。なんだかわちゃわちゃしているな。よくない。落ち着こう。

2019/09/25(水)

テープ起こしや、新刊のいろいろを行う。

2019/09/24(火)

来月は外に出ることや人に会うことが多くなりそう。今月はわりと中にこもる時期だった気がする。どちらがよいとは言えないけれど、外に出ると気持ちが楽になるなとは思う。一個一個できることをやっていこう。わたしは子供にいつも「文句があるなら手を動か…

2019/09/23(月・祝)

今日思ったこと。世界観って何かなと考えていて、純粋と狂気の合いの子みたいなものかなと思った。その子は、他者に侵されない。作品はもちろん、コラムにしてもSNSにしても、立ち居振る舞いにしても、他者の入る余地のない(それは排他的という意味ではもち…

2019/09/22(日)

京都音楽博覧会へ行く。くるりを観ていて思ったのは、悔しいな、ということだった。かっこよくて悔しい。いつもそうだ。くるりというのは、少なからぬ元・「京都の大学生」(80年代生まれの音楽や文学に携わる者)にとって、そういう存在なのではないかなと…

2019/09/21(土)

雨で長男の運動会が中止になった。かわりは木曜にあるらしい。連れて帰って、家で過ごす。先日の写真集のワークショップで綴じきれなかったぶんを、3冊縫って綴じる。やりかけのことをやるのは気持ちがいいなあ。夜、メイ・サートンの『ミセス・スティーヴン…

2019/09/20(金)

ふと、昔インタビューしたイラストレーターの方のことを思い出した。まるでみずみずしい果肉のような、さわやかでほのかに甘い、美しい絵を描く人だった。彼女に「絵を描くときに大切にしていることは」と尋ねると、「いつも気持ちよく描けるようにしておく…

2019/09/19(木)

読まないと書けないなって思う。よい文章を読まないとよい文章が書けない。以前写真家の方が「自分よりもよい写真家を見ると、嫉妬してもうそのショットが撮れなくなるから、あまり見たくない」とおっしゃっていた。わたしにその感覚はない。嫉妬は人にはす…

2019/09/18(水)

自分のことを書いている。『戦争と五人の女』をどのように書いたのかを書き記した記事だ。自分で自分にインタビューする感じで書いてみようか、と思い、「ですます」調で書き始めたのだが、すぐに力尽きた。どうやら「ですます」調は、自分にとって長く書く…

2019/09/17(火)

3連休が終わると日常。どうも日が落ちるのが早くなったみたい。夏のいいところは日が長いところかもしれない。だから夕暮れが長くきれいだ。涼しくなるのは嬉しいけど、すぐ暗くなるのはさみしい。今日は1日ずっと家にこもって原稿を書いていた。途中でアイ…

2019/09/16(月・祝)

この3連休の空き時間を使って、こつこつと掃除をした。自分の部屋を重点的にしたのだけど、服や鞄や靴など、捨てようかどうか迷っていたものを思い切って捨てた。ちょっと若かった頃の自分が身につけていたもの。あの頃知らなかったことを今のわたしは知って…

2019/09/15(日)

鴨川沿いから見る秋の夕暮れ空はとてもきれいで、はっと立ち止まってしまう。こんなに美しい空の下を歩くなんて、贅沢すぎてとても受け止めきれないなと思うときがある。

2019/09/14(土)

なんだか最近日記が書けない。日を過ごすのに精一杯で、記すまでいかない。季節の変わり目だからだろうか。でも、常に季節の変わり目だからだろうか、と言っている気がする。調子が悪いのがデフォルトなのだ。大学時代の友人が家に遊びに来てくれた。話して…

2019/09/13(金)

夕方、ジムの「リラックスヨガ」という授業に行く。水泳に行く気力と体力がない。ヨガならできるのでは、しかもリラックスだし、と思い、行ってきた。結構きつかった。膝を抱えて仰向けになると、お腹が痛いなと思った。凝り固まっていて、痛いのだ。緊張し…

2019/09/12(木)

ある写真家さんに「ポートレートを撮らせてください」と声をかけていただく。午前、その写真家さんが家に来て、ライカで撮ってくれた。何枚も撮ってくださったのだが、わたしの表情がどうも硬いらしい。こんなに撮るのが難しい人は珍しい、と言われた。途中…

2019/09/11(水)

2名に取材を行ったあと、夜は保育園でバザーのミーティングを2本おこなう。忙しい日だった。緊張するとものが食べられなくなるので、ミーティング前に用意されたお弁当は帰ってからビールと一緒に食べた。少し残す。風邪の予感がしたので、葛根湯を飲んで寝…

2019/09/10(火)

午前にエッセイを一本書き上げ、午後に編集者と打ち合わせ兼雑談をする。気づいたら4時間超喋っていた。喋っているあいだに、少しずつ自分が元気になっていくのがわかる。吐き出し、吸収し、自分のなかを循環させる。すると、次に進むべき道筋が見えてきた。…

2019/09/09(月)

1日家にこもり、エッセイを執筆。書き上げる。編集者に褒められて、うれしい。でも疲れていたのだろう。子供と大げんか、というか、一方的にわたしが怒ってしまい、涙を流してふて寝する。生きていくのはそれだけで大変な運動だ。

2019/09/08(日)

午前、長男のプールの付き添い。待っている間、一冊本を読み終える。水野学さんの『センスは知識からはじまる』を読んだ。「センス」にまったく自信がないため、すがるような気持ちで読んだが、知識の積み重ねがセンスにつながると書いてあるのを読み、それ…

2019/09/07(土)

午前、写真のワークショップで写真集を作る。糸綴じの手製本。穴を開けて、針で糸を通し、本を縫っていく。午後、10部限定で販売。同じく生徒だったおじさまの、カメラ仲間の方々が多く訪れ、そのうちのおひとりであるマダムがわたしの写真が表紙の一冊を買…

2019/09/06(金)

取材のため嵐電の撮影所前駅へ。すごく暑かった。夜、水野学さんの著書を読んでいたら、「「美しい」という感情は基本的に未来でなく過去に根差している」という言葉があった。なるほど、と思う。確かに、心を動かされるのは、むかし確かにあった感覚の記憶…

2019/09/05(木)

だいぶ気分はましになった。やはりなにごとも素直、正直がいちばんだなと思う。自分の体調や気分を抑え込むと、ろくなことがない。あとから自分に報復されてしまう。今日は昼に1時間、お茶をしに行った。左京区の茶房にある女性が来られていて、1時間弱無言…

2019/09/04(水)

精神、肉体ともに、限界を迎えたかのような1日。まぶたの痙攣と、手のしびれが治らない。頭痛もして倒れそうだったので、ベッドに倒れこみこんこんと眠る。夢を見た。ものすごく嫌な夢だった。校長先生が3年1組の生徒を金属バッドで殴り殺し、殺せなかった人…

2019/09/03(火)

『あかるい部屋』を書くのがこわい。また、呑み込まれていく感じがする。この小説を書き始めたのと、料理ができなくなったこと、生き物をそばに置くことが我慢ならなくなったことは、同じタイミングで、そのことがこわいなと思った。今日、緊張しながら二話…

2019/09/02(月)

集中力がいちじるしく低下しているので、外に出かけることにした。空を見たらすごくきれいだった。絵みたい、とおもった。モネの、日傘をさした女の人の。まるで生きた魚のような言葉を、あちら側からこちら側へ、持ってこられたらいいのに。鴨川ではしゃぐ…