文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/08/21(火)

朝。次男が好物であるはずの味噌汁かけごはんを食べない。わかめもなめこもいらないと言う。口や喉のあたりをおさえ「たいたい」と言う。おでこに手をやると熱っぽく、体温計で計ると38度4分あった。保育園を休ませ耳鼻科に行く。耳鼻科の先生からはきょうは缶コーヒーの匂いがした。

午前はよく眠っていたが午後から何かとぐずりはじめた。熱を計るとさらに高くなっていたので、解熱剤を飲ませる。「あっこあっこ」と言って泣くのでずっと抱っこしていた。仕事は思っていたのの半分少ししか進まなかった。

夕方、長男を迎えに行く。次男の手を引きながら外に出ると、東側に虹が二重にかかっていた。学童に着いたら小学生たちが広場に集まって「すげえ」「すげえ」と口々に言って見上げている。
振り返ると西側の空には綿菓子のような雲が金色に染まり光っていた。ああ、空というのはこんなに美しいのだなと思った。アンネ・フランクの言葉を思い出す。

「太陽の光と雲ひとつない青空があって、それを眺めていられるかぎり、どうして悲しくなれると言うのだろう」

自転車の前に次男を、後ろに長男を乗せ、あまりの重たさにふらつきながら帰った。