文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/07/19(木)

名古屋へ日帰りで出張へ。

帰りの新幹線は、ディレクターさんと一緒に乗る。「冷たい飲み物と甘いものを買って、お話しましょう」と言う。素敵な提案のしかただと思う。
改札手前のコンビニエンスストアへ寄る。わたしが赤福を手にとると、彼が振り向いて「しるこサンドもおいしいですよ」と言った。「しるこサンド?」「そこの棚にあります」見るとビスケットのようなものが袋にたくさん入っているのがあった。200円もしなかったので、それも手にとる。それからパックのグレープフルーツジュースを買った。彼はトッポとジャスミンティーを買っていた。

30分間、冷たい飲み物と甘いものをつまみながら、わたしたちはお話をした。
「土門さん、福井の海に行ってみてください」
「福井の海?」
「素潜り、とてもおすすめです。少し深いところで潜ると、360度さあーーーっと青い風景が広がっていて、本当にきれいですよ」
聞くだけで心が洗われるようだね、とわたしは言った。
しるこサンドは確かにおいしかった。

家につくと、編集者から、取材で福井へ行こうとメッセージが来ていた。
「海に行きたいな」
そう言うと、
「行こう!」
と返ってきた。