2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
海辺の街に引っ越す夢を見た。わたしはその街で、「ここはどこですか?」と尋ね続けている。みんな薄ら笑って答えてくれない。そんなこと答えなくてもわかりきっているだろうと言うのだ。ここが何県の、何町であるかは、言わなくたってわかるだろうと。わた…
今日話したことは忘れないでおこうと思うのに、どうしても記憶から抜け落ちてしまうのを止めることができない。でもその焦燥感も含め、きらきらとした時間を過ごしたのだと思う。「いろんな話をして楽しかったね」と、動物の鳴き声のような言葉を投げかけ合…
小説の改稿、終わる。 編集者へ送る。 夜は子供たちと『千と千尋の神隠し』を観た。すごくおもしろかったねと言い合いながら、それからよく眠った。
小説:1章から3章まで読み通し、もう一度見直す。やはりまだ、ポロポロと見落としていたところが出てくる。少しずつ少しずつ、積み重ねるように書いていく。身体:昨日プールに行ったら、プロテインが3kg当選したと知らせを受ける。1万3000円分だという。試…
小説の改稿が一通り終わる。五章の最後まで。お昼、1時間だけ抜け出し久しぶりのプールへ。前ではなく自分の臍の下を見ながら泳ぐと、楽に泳げることがわかった。50m泳げるようになった。
午前中、喫茶店で執筆。午後、長男のサッカー練習へ。夜、『はじまりのうた』という映画を前半だけ観る。ベッドに入ってから、お月見をするのを忘れていたことに気づく。次男の夜泣きがひどく、何度か起きた。
午前中、近所の喫茶店で原稿。ゆで卵とサラダとバタートーストがセットになったモーニングを注文する。わたしはバタートーストがとても好きである。食べ終わり、執筆。なぜかわたしはこの喫茶店のコーヒーが半分しか飲めない。いつも。濃いからだろうか。午…
長男の運動会へ。休憩所として理科室が使用できるとプリントに書いてあったので、長男の出番以外はほぼそこで過ごした。みんな休憩所として使えることを知らないのか、それとも運動会で休憩するなんて考えはないのか、理科室には誰一人いなかった。窓を開け…
ひとりになる時間がまったくない1日。緊張したのだろう、夕方ごろひどくお腹が痛くなる。明日は運動会だし、原稿は進まない。それらもまた、緊張の種。
雨の中取材へ。自分は写真を撮るのが下手だなと思う。連載の第一回目は不安ばかりで、緊張のためかお腹の調子が非常に悪い。家に帰って書くが、よくわからない。咀嚼するのに時間がかかるのだろうか。ああ、難しい。
今日も次男が体調不良のため、保育園を休ませうちで面倒を見る。午前に税理士さんが来ているあいだは、彼はぶうぶうといびきを小さくかきながら眠っていた。昼にうどんを食べる。冷蔵のうどんは全然おいしくない。半分ほど残したら、次男が全部食べてくれた…
次男が熱を出したため、家で面倒を見ながら仕事をする。少しずつ彼は言葉を覚えていっている。「てれび」とか「おりよ」とか「おみず」とか。だけど言葉が追いつかないときに、彼はよく泣く。わたしはぽろぽろ流れる涙を見ながら、もしかしたらわたしも、言…
長男と、母を見送りに京都駅へ。帰りに、母からもらったお小遣いでおもちゃを買うために伊勢丹へ寄る。長男は30分以上悩んだ結果、LaQの「POLICE CAR」を選んでいた。その後わたしの買い物に付き合ってもらう。わたしには「店にあるもの全部欲しいくらい大好…
実家から母がやってくる。昼ごはんにカニカマ入りの卵焼きを作ってくれ、午前中に宅配便で送ってきたスペアリブを解凍して出してくれる。卵焼きは懐かしい味がした。わたしにはこの味がどうしても作れないし、多分自分が作ったら嫌な気持ちになって食べられ…
人のことを気にしていると書けなくなる。わからないことを怖がっていると書けなくなる。目の前にあるのは真っ白なノートなんだと思えなくなると書けなくなる。
編集者が言った。「君のことをよく作家としてすごいなと思うのだけど、そのうちのひとつが、書いても書いても、書くことが尽きないところ」わたしは、彼の編集者としてすごいなと思うところを話した。「わたしの書いたものを、とてもとても読むところ」
4章の改稿が終わる。思ったこと。答えは初稿のなかにある。
「どんな1日であったとしても、最後には『眠る』という幸福が待っている」この言葉を読んだのは、中学くらいのときだったと思う。出典はもう忘れてしまったけれど、この言葉(言い回しはちがうかもしれない)は覚えている。わけもなく気分が塞ぐときがわたし…
朝がいちばん気分の落ち込みがひどい。毎日早朝に一度起き、それからまた眠り、6時半にベッドを出るまで睡眠と覚醒のあいだをずっとうろついている。その2時間ほどがいちばん辛い。気づくと息をしていないので、深呼吸をする。ベッドから出て、まずは水を飲…
ゆうべ友達が家にやってきて、新しいアルバムをくれた。彼はバンドをしていて、わたしはこのアルバムにライナーノーツを寄せている。朝起きて、まっさらな盤面をステレオのトレイに乗せる。デモ音源ですでに聴いていた曲だが、こうして作品として完成された…
原稿を一本あげ、ブログを書き、小説の改稿をした。
水族館へ行く。人混みは苦手だが、くらげが好きなので、くらげを見られるのは嬉しい。アカクラゲは本当に美しい生きものだと思う。イルカのショーを見ていたら、彼らのいじましさにふと泣きそうになった。チンアナゴは奇妙な生き物だなと思った。エイの裏側…
友人と、上海バンドという中華料理店に飲みに行く。今月発刊予定の雑誌に短編小説を書いたのだが、そこに上海バンドのことを書いたのだ。左京区に住む恋人たちの話である。注文のときに名乗ると、店長は「あの小説を書いた人か!」とびっくりして、「書いて…
きのうのプールから学んだのは、「何も考えない」「力を抜く」「今だけを感じる」、この三つがある時間を過ごすと、その後よく集中できるということだった。これは眠りにも共通するものかもしれないと思い、午前小説に取り組んだあとに、少しベッドで横にな…
スケジュールを考えると無理があるような気がしたけれど、「今泳いだほうがいい」と思い、プールに1時間だけ行く。3週間ぶりだったので、泳ぐのがまた下手になっていた。25mをやっと泳ぎ、コースをくぎる浮きをくぐって、ウォーキングのコースに帰る、を繰り…
明日は父の誕生日なので、奈良漬を買いに行く。父はひどい偏食で、食べられるもののほうが少ない。そのうちのひとつが奈良漬なのだった。父とは13歳のときに別居しているので、他の人の「父」よりも距離がもしかしたら遠いかもしれない。思春期に離れること…
台風が来たので子供達が休みになり、家で見ながら仕事をした。締め切りがひとつあったので、次男を膝に乗せながら原稿を書く。打ち出される文字を見ているのがおもしろいらしい。手が止まるとキーボードをたたけと言い、それがかなわないと泣くので参った。…
1日書き仕事。明日は台風らしいので、『100年後あなたもわたしもいない日に』を発送する。学童に長男を迎えに行く。帰り道、ぬいぐるみを買いたいと思っていると長男に話したら、「だれに?」と聞かれたので「自分に」と答えた。すると、長男は少しぎょっと…
梨木香歩の小説に、女の子が人形を持つことの効用が書かれていたのを覚えている。幼い女の子はお人形遊びをすることで、確か、魂を移し入れるとか心を預けるとか、そういうことが書かれていたように思う。だからお人形遊びを充分にしてこなかった女の子は、…
朝、編集者とスターバックスで打ち合わせ。帰りに隣の書店で若松英輔『種をまく人』を買う。昼、家でスパゲッティを食べる。夕、長男の髪を切りに駅前まで自転車へ。TSUTAYAで『永い言い訳』『シングルマン』を借りる。長男は『ゲゲゲの鬼太郎』の実写版を借…