2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
午前から原稿を書き、昼食を食べ、少し昼寝をする。夢の中で、原稿の続きを書いていた。起きて、また原稿を書く。おおまかにはできた感じ。明日の午前には初稿として仕上げられそうだ。きのう、カメラマンさんが「写真を撮るのは癖」と言っていた。わたしも…
名古屋で取材。看護師と放射線技師の方にお話をうかがう。自分にこの仕事ができるだろうかと想像する。もしそうなっていたらどんなふうに働いていたのだろう。「もうできない」と音をあげていただろうか。それとも案外、楽しく過ごしているのだろうか。知ら…
たいてい、家で朝から夕方まで原稿を書いている。ずっとひとりでいるので、ひとりごとを言うほかは喋らない。時折宅配便の人や生協の人が来るが、急に鳴るチャイムに驚き、声があまり出ないことがある。それでいて、取材のある日には、初対面に近い方に向か…
体重が減っていくのを止めることができない。食欲にむらがあり、ごはんを作る気にならない。それでも毎日作って食べているのだが、どうも痩せていってしまう。この一年で5,6キロ痩せてしまった。計るとさらに1キロ減り、もうすぐ小学生以来見たこともない数…
日記を書くのはその日の夕方以降から翌日の昼まででないといけない。となんとなく思っていた節があるが、そんなこともないんじゃないかと思ったので、今日の日記を今(14時12分)書いている。近所の保育園で地蔵盆が行われているが、一歳の次男が盛大にぐず…
朝、近所で原稿書き。昼から、地蔵盆の買い出しへ。うちは組長として子供達のためにおもちゃを買わなくてはならず、高島屋に行く。千円までのプレゼントを選ぶというのは案外難しいものだった。うちの町内は男の子ばかりなので、LaQという立体パズルを購入す…
なんだか書けないという日があって、そういうときはどういうときかと言うと、その文章が「仕事っぽく」なるときなのだ。誰かの求めるものを書こうとする感じ。それは人のために書くなんて「いや」とか「めんどう」とかではなくて、むしろ萎縮してしまうのだ…
新幹線で1時間のところよりも、準急で1時間のところのほうが遠くにきたような気持ちがする。常滑に向かったのだが、当然のことながら、常滑のおじさん、常滑の子供、常滑の女子高生、がいた。昼食を食べるタイミングを逃し、そのまま取材。3時に電車に乗り、…
朝起きたら、めすのカブトムシが死んでいた。子供ふたりとつついてみるが、ひっくり返ったまま動かない。 毎日せっせと餌をやって世話をしていたし、この家にいる者としてやれることはやったように思うが、そもそもここにいるのは彼女にとって最善ではなかっ…
朝。次男が好物であるはずの味噌汁かけごはんを食べない。わかめもなめこもいらないと言う。口や喉のあたりをおさえ「たいたい」と言う。おでこに手をやると熱っぽく、体温計で計ると38度4分あった。保育園を休ませ耳鼻科に行く。耳鼻科の先生からはきょうは…
午前中は小説の改稿。途中で編集者から電話が来る。出て話し始めると、「元気がないね」と言われる。「元気がないというのは少し違うな。三日間ほど誰とも話さないと、本当に声が出ないときってあるよね」「そうだね」三日間ほど誰とも話さなかったことなん…
目がさめると朝の4時前で、また眠る。夢を見た。友人の結婚式場へ向かうバスの中で生きている魚を配られ、気持ち悪いなと思って、外に見えたプールに投げ込むのだ。そして思う。「塩素でもうすぐあの魚は死ぬだろう」。手を挙げて、「わたしもう帰ります」と…
体調不良でずっと寝込んでいた。目が覚めているあいだ、ベッドで池辺葵の漫画を3冊読んで泣く。きれいな心に触れたみたいな気がした。
連載している『経営者の孤独』の第二回が公開された。 bamp.is朝からずっと原稿執筆。
朝目が覚めると長男がすぐ横で寝ており、こちらを向いて「きょう、たんじょうびやな」と言う。そうだねと言うと、次男がやってきてわたしに抱きついてきた。「ちゃぽ(わたししか呼んでいない次男のあだなだ)、おめでとうは?」聞いてみると次男は、「ぶっ…
夕飯のあとに台所でお皿を洗っていたら後ろから子供たちの歌声が聴こえてきた。長男が気に入っているアニメの歌らしいのだけど、わたしにはそのアニメが何なのかわからない。ずっとうたっているので、もうすぐ2歳の次男も覚えたらしくて一緒に歌らしきものを…
午前中、4のつく日に更新する『柳下さん死なないで』という連載記事を書く。この日にはこの記事、という〆切がわたしにはいくつかあり(すべて編集者が設定した)、「大変だね」とよく言われるのだが、でも〆切を設けることで生まれた文章はたくさんある。書…
近所の喫茶店に小説の改稿をしに行く。お盆前は〆切に追われて手をつけていなかったので、数日ぶりに触れることができ嬉しい反面緊張や不安もあった。小説が手からすり抜けていってしまっていたらどうしようという不安。小説を触っていると、まだ手の中にあ…
脚本家の近藤さんと初めて話す。「書けないなってとき、ないですか?」すっぽん鍋を食べさせるという店に移動しているとき、自転車を押している近藤さんと並んで歩きながら、そう尋ねてみた。「毎日、書けないですよ」「書けなくても、書かないといけないと…
朝、プールへ行く。先週からプールのあるジムに通い始めたのだ。文章を書くのには体力がいる。体力がないと、身を削ることになる。身を削ると、やがて書けなくなる。それなので、体力をつけようと思ったのだ。編集者が「水に浮かぶのもいいよ」と言っていた…
丸一日家で原稿を書いていた。息子たちをそれぞれ送り届け、チョコラBBの「つらい疲れに」というやつを飲み、コーヒーを淹れ、もみじまんじゅうを食べ、昼までテープ起こしと原稿書きをする。昼、13時ごろに少しお腹が空き、ゆうべの残りもののソーメンチャ…
望月さんに、『スタンド30代』のインタビューをする。望月さんは、ずっと斜め下を見ながら話していた。「欲望を生理現象として説明したくない」と彼は言った。わたしは今、自分が思うよりも余裕がないのだろう。水のなかで、泳ぎたい。
柿次郎さんと、烏丸御池の喫茶店で、孤独についての対談。「わたしたちには共通点がある」という仮説のもと、それが何なのかを話す。わたしはそれを「刹那的なところ」と言い、柿次郎さんは「穴が空いているところ」と言った。
「赤裸々である」とか「切り売りしている」とか、文章をなりわいにしている人が時折他者に言われたり、自分で言ったりする言葉。この言葉を自分に当てはめると、どうも違う気がする。切り売りをしているつもりはまったくない。切り売りをすると減るからだ。…
編集者が「お詫びと訂正がある」と言う。「以前、『君は忘れっぽい』と言ったこと、訂正してお詫びするよ。君は忘れっぽいんじゃなくて、自分が大事だと思うところにぐっとフォーカスする癖があるんだ。それは、作家の目だね」範囲は狭いが、確かに記憶力は…
最近日記を翌朝に書いているのは、夜に書く時間がまとまってとれなかったからだけど、これはこれでいいような気がする。その日じゅうに書く日記はまだ固まりきっていないときがあるけれど、次の日に書く日記はよく冷えたゼリーのように、固体としてぷるぷる…
朝から夜まで不調が続き、予定をキャンセルする。自分と自分のまわりの空気が、なじまず噛み合わない。いつもだいたいそうだけれど、今日はいつもよりもずっと噛み合わない感じがした。テレビで動物の番組を少し観たほかは、ほとんどベッドのなかでじっとし…
ラジオというのは、時間の流れの中にあって、そこに入るのはまるで、長縄跳びの中に入って飛んで出るみたい。せえの、で入り、リズムに合わせて飛ぶ。何度飛ぶかは、わからない。合図があったら出る。そのときまで、一緒に飛び続ける。つかの間の、関係性。…
打ち合わせの相手の方と、本の話になった。デザイナーの彼は、風景描写を読むときに、頭のなかでがち、がち、と、世界を組み立てるらしい。だから、読むのに時間がかかると。わたしはそこまで具体的に思い浮かべない。ぼんやりと思い出す子供の記憶みたいな…
次男の夜泣きと長男の発熱のためゆうべはほぼ眠れなかった。熱は下がったものの長男を休ませ、家で仕事をする。編集者から、電話があった。今バンコクにいるという。彼はどこにでもとても気軽に行くように思う。人生の可動範囲が広いのだろう。わたしは京都…