2018-01-01から1年間の記事一覧
昔から長期休暇やイベントごとなど、非日常というものが全部苦手だが、特に年末年始が苦手だ。一番非日常を感じるからだろうか。長男は妙に浮かれて夜更かしなどしているが、次男は年末年始も関係なくいつも通り過ごしている。次男を見ているとなんだかほっ…
2018年は「書くこと」を仕事にし始めた年だった。普段は自分の書いたものをまったくまとめていないのだけど、今年はちゃんと振り返ろうと思う。【小説】『夜の港のわたしたち』 故郷の呉市を舞台に、というお題をいただき書いた短編小説。人生で初めていただ…
昼寝が下手で眠いのに全然眠れない。ただ横になるだけでもいいですよって誰かが言ってるのを聞いたからずっと横になっていた。
なにもないところから文字を書くのってすごくエネルギーがいるんだなということをまざまざと思い出した。日記でもないインタビューでもない、小説を動かすための力。「仕事納め」というものはわたしにはないけれど、今年の営業日と呼ばれるものは終わった。…
冒頭の一文ってとても大事だと思う。文学史上に名を残す人は大抵がつんとくる冒頭文を書いている。川端康成も夏目漱石も太宰治も、そらで言えるくらいのインパクトのある冒頭の一文を残していて、こういうのってどういうふうに出てくるのかな?っていつも思…
「星空の中泳ぎゆく最愛のあなたも届かぬ自由を抱いて」今年詠んだ短歌の中ではこれが一番好きかもしれない。ときどき、陽が落ちたあとなんかに自転車に乗っていると、この短歌を思い出す。この短歌を詠んだのが夜中に自転車に乗っているときだったからだと…
朝、ツリーの下にプレゼントが届いているのを見つけた廉太郎は、「サンタさんがきた!」ととても喜んでいた。廉太郎が欲しがっていたLaQだったので、「見ててくれたんだ」と嬉しそうにしている。朔太郎にも「はい、サンタさんから」とプレゼント(車の本)を…
長男の廉太郎とゼスト御池に行く。次男は喉風邪をひいていたのでお留守番。ゼスト御池にはふたば書房が入っているのでよく行く。自転車で行ける距離にある大型書店で、児童書も豊富にあるので廉太郎も気に入っている。サンタクロースからのプレゼントを用意…
いつも大変お世話になっている義父母がNintendo switchを買ったらしく、クリスマスプレゼントにソフトを買うことにした。わたし自身ゲームをしないのでどのソフトがおもしろいのかわからない。ソフトごとに値段も違うのだということも初めて知って驚いた。あ…
今年最後のインタビューが終わった。インタビュイーは、平成生まれの10個下の、魅力的な女性。若さはそれだけで美しいけれど、その美しさは全体のうちのひとつでしかないというような、そんな、時間の経過にまどわされない光をまとった女性。本当に楽しい2時…
週に一度プールへ行っている。デイタイム会員という平日の昼以降にジムやプールが使えるというプランに入っているのだが、入ってみて気づいたのは、14時以降はだいたいキッズスイミングというのが入っていて、大人は利用できないということだった。それで、…
日記を書かないままに眠ってしまった。おはよう。今朝はとても寒い。ひとつの原稿が手から離れつつある。生み出すときの苦しみは何度味わっても慣れないけれど、生まれ出た原稿を読むときは本当にうれしい。生きていてよかったんだなと、大げさにではなく、…
何年生きてもマニュキュアを塗るのがうまくならない。ラメの入った色だと光の加減で誤魔化せるが、気に入っているきれいな赤色だとよれたりかすれたりが目立つ。 マニュキュアを塗るのはへたくそだけど、こういう自分のなかにある女の子らしさに癒されること…
枯渇すると出てこない。言葉も愛も優しさも。それなので今日ははがれかけていたペディキュアをきれいに落とし、かさかさの手にハンドクリームを塗り込み、これからベッドに入り新しく買った本を読もうと思う。おやすみなさい。
30年連れ添った内縁の妻を遺体遺棄した容疑である男性が逮捕された、というニュース記事を読んだ。妻は「ユミコ」と名乗っていたらしいけれど、本当は戸籍がなく、警察が調べてもどこの誰なのかわからなかったらしい。ユミコさんは一度も病院に行ったことが…
きのうの日記に対し編集者が「『世界に対してのカジュアルさ』みたいなものがあるんだろうなきっと」と書いていて、まさにそれがわたしにはないのだなと思った。わたしは世界を必要以上に仰々しく捉えてるのかもしれない。
なんとなく年末が苦手だ。年末を楽しむのにはなんだか胆力とかがいるような気がする。胆力のないわたしはと言えば、一斉メールで誘われた忘年会のパーティでどうも居場所がないような気持ちで、こそこそふらふら、ビールをちびちび飲んで、なんとかやり過ご…
きょうは書くべき記事が3本あって、3本とも書いた。あしたは映画が観たい。
短歌を詠み始めたころ、ペンネームをつけた。「寄辺点」と書き、「よるべてん」と読む。初めてのペンネームだったが、その後ほとんど誰にも披露したことがなかった。この名前は、自分が19歳の頃から書き始めたブログ『よるすべるてんかふん』というタイトル…
『100年後あなたもわたしもいない日に』を初めて仕入れてくれた本屋さんは、大阪緑地公園にあるblackbird booksさんという。今日そのお店の店主さんが、SNSで本の写真をあげて「もう400冊くらい?手に取って頂いたかな。年末年始用に追加しました。引き続き…
保育園のころ将来の夢は「けーきやさん」。小学生の頃は「ほいくえんのせんせい」、中学生のときは「弁護士」、高校生のときは「司書」だった。どれも本当になりたかったものではない。そう言うと喜ばれる、という感じがする仕事を選んでいたように思う。「…
洗濯物を畳みながらテレビを観ていたら、遠い国でスーパーマーケットを経営している日本人男性が取材を受けていた。彼が自分の来し方を語っているのだが、仕事が続かなかったり、派遣切りにあったり、店を開店したものの交通事故に遭って閉店せざるを得なく…
Instagramに写真をアップしたらFacebookにもアップされるようになっていて、ふと自分の上げた写真を見ながら「SNSって何なんだろう」と思わざるを得なくなった。それでFacebookの写真はとりあえず消してみてしばし考えた。SNSってなんだろう。わたしがやって…
中高生の頃母のやっているスナックに呼ばれることがたびたびあった。そこに行くとお客さんから一晩で2,3万円のお小遣いがもらえるので行っていたのだが、母はいつもそのお金のことを「あんたにじゃなくわたしにくれている」と言っていた。「わたしの娘があん…
ゆうべは若松英輔さんの『種蒔く人』を読んで寝た。静かな文章に、心が少し整理されたような気がした。電気を消して眠っていたら、階下の玄関でチャイムが鳴る音がして起きた。0時を過ぎているので怖くなったが、そのうち人が入ってくるような音がして、これ…
東京・台湾出張から帰ってきてから4日経つが、なんだかずっと調子が戻らない。なぜなのかと考えてみたところ、本を全く読んでいないからかもしれないと思いついた。いつもは夜眠る前にベッドに本を持ち込んで読んでいるのだけど、先週の金曜からそれをしてい…
疲れが溜まり余裕がなくなると、少しの音で耳がびりびりする。今日はもう寝なくてはいけない。明日またがんばる。
きのう観たM1グランプリである芸人さんが「8年間漫才をやり続けて、漫才って何なのかわからなくなってきました」と言っていたけれど、漫才って何なのかは漫才をすることでしかわからないのかもしれない。そして、とうとうわかることはなくみんな死ぬのかもし…
夜、お風呂から上がりパジャマに着替え、録画していたM1グランプリを観た。この有名なテレビ番組を、おそらくわたしは初めてちゃんと観た。だからこんなに審査員の方が真面目に真剣にコメントをすることに驚いてしまった。すごい緊張感で、観ているとつい力…
台湾から帰ってきた。京都駅についたのは夜の11時前。タクシーに乗って京都の街を走ると、やっと落ち着いた気持ちになった。故郷ではないが、自分が選び住んでいる街。台湾には、本を売りに行ってきた。自分たちのつくった本が目の前で誰かに買われるのを見…