文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2019/04/29(月)

空いた時間には本を読み、仕事をし、家事をしている。英語の参考書も買って、ぱらぱらとめくる。わたしはとにかく、時間を埋めようと必死になっているように思う。ぽかりと空くと、そこにふわっと何かが入り込んでくる。今入ってくるのはあまり良くないもの…

2019/04/28(日)

友人どうしで集まり、友人の結婚のお祝いをする。長男と一緒に参加したのだけど、大きく切り分けたケーキを二人で食べるとき、長男は「もうこれ以上食べないで」と牽制ばかりしていた。対してわたしは、無言でばくばく食べる。「そういうやり方はのちのち損…

2019/04/27(土)

こんまり流片付けメソッドについてのNHKドキュメントを観る。録画していた番組。こんまりさんが番組内で「人がものを捨てられない理由は、突き詰めればふたつです。過去への執着と、未来への不安です」と言っていて、なるほどなと思った。こんまりさんは、捨…

2019/04/26(金)

気分が良いとはいいがたいけれど、アップダウンは減ってきた。食欲はないけれどお腹は空く、という今の身体状況と同じような精神状況。地面と並行なまま低空飛行を続けている感じ。揺れないだけましだと思う。気分のあれこれに理由を問うのはそろそろやめよ…

2019/04/25(水)

編集者に小説と『経営者の孤独』の赤字を入れた原稿を渡す。喫茶いのんは甘いものがおいしい。そして編集者はいつも野外席に座ろうとする。「書いても書いても満たされない、癒されない」みたいなことをわたしは今日言ってしまったような気がする。帰ってか…

2019/04/24(水)

以前、短大のパンフレットのライティングを担当したのだけど、その打ち上げに参加した。最近はもう飲みの席で喋ることも下手になってきたなと思う。ビールを数杯飲んだ。昔から付き合いのあるデザイナーさんがわたしのことを「唯一無二の文章を書き上げる人…

2019/04/23(火)

自分のなかにある穴を他人に埋めてもらおうとしてはいけない。目を逸らさせてくれることはあるかもしれない、一緒に覗いてくれることもあるかもしれない、でも、その穴は決して誰にも埋められないことをわたしは常に自覚していないといけない。穴は埋まらな…

2019/04/22(火)

大型連休が近づいてきている。連休というものが苦手なので、少し暗い気持ちだ。仕事をしたい。みんなにも仕事をしていてほしい。それはワーカホリックというのではなく、ただ「いつも通りでいたいし、いてほしい」ということの表れなのだ。連休のほうが連帯…

2019/04/21(日)

ふと、この世の中に「正しい」ことはないような気がした。「正しい」はない。ひとりひとりが「正しい」と思っているだけだ。自分のなかの理論、経験、美意識、倫理観を総動員させて。そのどれをいちばん優先させるかも、ひとりひとりによる。つまり孤独であ…

2019/04/20(土)

大学時代からの友人の結婚式だった。「誓います」という言葉の持つ純粋さ、それゆえの危うさについて思う。人の立てた誓いはどこまで強くあれるんだろう。そんなことは誰にもわからない。未来のことは、誰にも一切わからない。それでも人は「誓います」と言…

2019/04/19(金)

関空から那覇空港を乗り継いで、宮古島になんとか着く。案の定、帰りの飛行機のチケットを間違えて買っており、キャンセル料を全額支払いつつ買い直すはめに。悲しい。でも宮古島はあたたかく、どこまでものどかだ。心が解きほぐれる感じがする。こんな思い…

2019/04/18(木)

宮古島に行く準備をする。飛行機の手続きをするのと、荷造りをするのと、書類を作るのがこの世でもっとも苦手だ。

2019/04/17(水)

朝から頭痛がひどい。夕方には雨が降った。雨が降ると頭痛はだいぶ和らぐ。まるで涙みたいだなと思う。流すまでは辛いけれど流すとすっきりする。 母と電話をした。夏に本が出ると話すと、「あたしの娘がなんでこがにえらいかね」と言う。えらくないよと言う…

2019/04/16(火)

疲れているのか左肩が重たい。コーヒーを淹れたが飲む気がせず、お昼も食べないまま少し昼寝をした。起きるとお腹が鳴ったが相変わらず食欲がない。魚肉ソーセージを一本だけ食べた。小説の改稿を進める。わたしは影響を受けやすく、人の感情などをダイレク…

2019/04/15(月)

『経営者の孤独』の取材のため東京へ。今回も刺激的な時間だった。インタビューは毎回ちがう種目のスポーツのようだと思う。相手との間合い、型、礼儀作法、空気感、もろもろ、体感しないとわからない。やっぱりわたしはずぶの素人だなと思い知らされる。そ…

2019/04/14(日)

午前中に雨が降り出した。気圧が低いから気分は低迷している。廉太郎との関係が最近あまり良くない。つい彼に対して冷たい態度をとってしまうのはなぜなんだろう。自分に余裕がないのかもしれない。「クレヨンしんちゃん」の映画を廉太郎が観ていたのだが、…

2019/04/13(土)

義父の四十九日だった。告別式のときにはみんなでお義父さんの話をしていたけれど、四十九日にはみんなでお義母さんの話をした。お義母さんは「元気そうだね」と言われ「空元気よ」と言う。それでいいと思う。元気じゃないってちゃんと言っていい。お義母さ…

2019/04/12(金)

今週は月曜から金曜まで、朝10時から夕方の6時まで、ずっと原稿を書いていた。『経営者の孤独』1本、エッセイ2本、それからインタビュー記事1本(テープ起こしも含む)。化粧もせず、人とも会わず、1度プールに行った以外は運動もせず、ひたすら書き続けてい…

2019/04/11(木)

寝る前に『HUNTER×HUNTER』を読んでいる。ゴンとキルアがいっときいっときを積み重ねるように修行していて、こういう積み重ねが着実に貯まっていって、最終的に大きな成長に繋がるんだろうなあと思った。習慣って大事だな、とちょっと感動する。それで今日、…

2019/04/10(水)

今日も1日家で原稿とテープ起こし。月火水と、家族以外の人と会っていないような気がする。さすがに人と話したくなってきたので、唯一の飲み友達に連絡したら断られてしまった。友達が少なすぎるのだろうか。どうしても「飲みにいこう」と誘う勇気が出ないわ…

2019/04/09(火)

少しずつ回復していたかと思っていたのだけど、そう簡単にはいかないようだ。今日は朝からやや怪しく、夕方あたりにどっと疲れが出た。もう「なぜ」と考えるのはよそうかと思う。お酒を飲まず、ご飯を食べて、お風呂に入って、早めに寝る。それ以外に、でき…

2019/04/08(月)

『経営者の孤独』の次の記事の初稿を書き上げる。編集者に出したところなので、どういうふうになるのかはわからないけれど、ひとまず、ものすごく重たかった肩の荷が降りた。わたしは本当に、自分の書くものに救われている。自家中毒のようになることもある…

2019/04/07(日)

2組の友達夫妻とお花見をした。桜が咲くたびにさみしくなるのは、居場所がないような気持ちになるからなのかなと思っていたけれど、そういうわけでもなさそうだ。お花見をしても、さみしいもんはさみしい。でもきれいなもんはきれいだ。もしかしたら、誰より…

2019/04/06(土)

一階に降りると、きのう届いた菩提樹がいてなんだか嬉しくなる。濡れた布で葉っぱを拭いてやった。一枚一枚拭くのは結構大変。これは毎日やるべきことなんだろうか? 編集者が「愛情の強い人ほどグリーンを枯らせる」と言っていた。わたしは愛情が強いだろう…

2019/04/05(金)

優しくなりたい。賢くなりたい。

2019/04/04(木)

同じくらい時間をかけても、ばりばり原稿が進む日とそうでない日というのがある。今日はそうでない日であったわけだけど、少しでも進んだのでよしとする。スランプだってあるよ。気にすんな。よくやってるよ。もう100点だ。生きてるだけで100点だ。ゆうべは…

2019/04/03(水)

右手の親指に小さなできものができていて、虫に刺されたのか何か膿でも溜まっているのか、よくわからない。緊張すると親指をかきむしる癖があり、この頃はこのできものをわたしはよくかきむしっている。『ブラックスワン』という映画をずっと前に観て、思っ…

2019/04/02(火)

編集者と長電話をする。話していたら自分の中から毒気が抜けていくような気がした。気分が塞ぎそうになったら、塞ぐ前に連絡してと言う。多分、塞いでいた穴を彼との会話でまた空けてもらったんだろう。世界は広いんだな、と思う。電話で話しているだけでも…

2019/04/01(火)

非常に落ち込んだ1日だった。ずっと家で原稿を書いていたのだけど、どうも気分がすぐれなくて、夕方にゼスト御池まで自転車で走った。そこにある無印良品で切らしていた乳液を買い、なんとなく化粧水シートも買った。黒いペンも買った。桜を見ているとどうし…

2019/03/31(日)

「君の感情は、問題ではなく神秘だ」