文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/10/27(土)

ボロフェスタという音楽イベントへ行く。toeのライブが非常によかった。彼らを観ながら、人は音楽に何を求めているのだろうと思う。わたしは彼らに何を求めているのだろう。何を求めて、ステージの上を一所懸命見つめているのだろう。

toeのライブは素晴らしかった。彼らのライブは一方通行だった。客などいてもいなくても関係ないようなライブだった。彼らは彼らだけでひとつの音楽という世界を構築しようとしていた。だから素晴らしかったのだと思う。

わたしは音楽に圧倒されたい。呑みこまれたい。客席と一体になんかならなくていい。目の前で圧倒的な世界を作ってほしい。それを間近でただ観ていたい。そんなことを思わされたライブだった。


外に出ると月がとてもきれいで、自転車に乗って帰るのがもったいなくて、御所を歩いて帰った。