文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/07/07(日)

東京へ日帰りで向かう。小説「戦争と五人の女」の装幀作業を柳下さんと太郎くんがしていて、そこに合流する。東京は雨が降っていて寒かった。

もともとは何もなかったのだよな、と思う。わたしの人生には、一緒に小説をつくってくれる編集者もデザイナーも、読んでくれる読者もいなかった。表紙をどうするかずっと考え込んでいる男性ふたりを見ながら、有難いことだな、と思う。有ることが難い。文字通りの言葉だ。

今日は帰ったら熱いお湯につかりたい。ゆっくり眠りたい。