文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/07/29(月)

昨日からAmazonプライムビデオがテレビで観られるようになった。チャンネルを回遊していると観たいものがいくつもある。夏休み中の息子が喜び勇んで観ている。今日は『ルドルフとイッパイアッテナ』を観ていた。わたしは洗濯物を畳みながら『美少女戦士セーラームーンSuperS外伝 亜美ちゃんの初恋』を観る。

息子を見ていると、贅沢だなあと思う。わたしは夏休み中、さして興味もないバラエティや情報番組ばかり観ていた。それ以外観るものがなかったのだ。あの頃のわたしにこれがあったら、それはもう、湯水を浴びるごとく観続けるだろう。そうしていたらどうなっていたんだろう。今と違っていたのかな。今よりももっと文化的教養のある女になっていただろうか。それとも、早々に飽きてしまっていただろうか。制限があるからこそ、コンテンツへの欲求は募る。図書館の制限冊数しかり、TSUTAYAのレンタル日数しかり、田舎の文化的接触の少なさしかり。

イッパイアッテナは、黒猫は不吉だと言うおばちゃんのことを「教養がないやつだ」と言っていた。ひとりで生きていくためには勉強をしないといけないと。かっこいいな、と思った。