文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/07/15(日)

きのうかぶとむしが死んだ。わたしはかぶとむしが触れないし近づくことも苦手なので、ほとんど長男に任せっぱなしにしてしまっていた。かぶとむしが、頭と胴体がばらばらになっているのを見て落ち込んだ。あと2ヶ月は生きられたはずなのに。

くらい気持ちで外に出ると、朝顔が咲いていた 。きれいな群青色だった。思わず長男を呼ぶ。「廉太郎、朝顔が咲いてるよ! きれいな青!」

図書館でかぶとむしの飼育についての本を借りてくる。図鑑はたくさんあるのに、飼育の本は1冊しかなかった。廉太郎はまだ、本の選び方をあまり知らない。だけど彼が読んでおもしろそうな本はたくさんあるので、そのうちの一冊を選んでやった。水木しげるゲゲゲの鬼太郎シリーズだ。彼は大いに喜び、真剣に読み始めた。朔太郎は車が好きなので「のせてのせて」を借りてやる。彼はもう一冊自分で持ってきた。「うさこちゃんと海」。夏らしい素敵なチョイスだね、と褒めてやる。

自分にはコミックを借りた。「こっこさん」と「沢田さん家はもう犬を飼わない」。どちらも動物を飼う、という話が含まれている。そうとうかぶとむしのショックが大きかったのだなと、選んでから自覚する。

帰ってから取材の準備。
来週は二日間名古屋へ行く。これからは取材と記事起こしの連続だ。

編集者が喫茶店で小説に赤入れをしていたと言う。帰ってくるのは、少し緊張するな。


暑くて暑くてたまらない。