文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/05/13(月)

最近、立て続けに同世代でハーフの方の記事を読んだ。自分も韓国人と日本人のハーフだけど、それを読み、自分は自分をマイノリティだと思ったことはほぼなくて、でもアウトサイダーだとは思っていたなと思った。寂しさはあるけど怒りはない。母が「日本人は」と言ったり父が「韓国人は」と言ったりするとき、自分はその混血なのでどっちの意見にも「ふうん」としか言えなかった。そこにはやっぱり怒りはなく、わたしはわたしで定義されたいなぁという寂しさだけがほんのりあった。
冒頭の書き手の二人は二人とも、「自分って何だろう」と考える機会が多かったのだという。その気持ちは、もしかしたらこういうものかもしれない。わたしはわたしで定義されたいなぁという寂しさ。

今日は1日原稿を書いた。明日の午前には、編集者に一度見せることができるかもしれない。