文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/06/03(日)

長男の日曜参観後、町内の懇親会へ。

疲れ切って夕方横になっていたが次男が泣きやまなくて参った。

やっと泣き止んだので少しだけ眠り、起きてから短歌を4首詠む。とても久しぶりに詠んだ。そのうちのひとつが好きだなと思った。

かなしいことや辛いことがあったとき、書くことに救われている。心にできた穴を文字で補修する感じ。補修するとそこはちがう手触りになる。全く元どおりとはならない。ざらざらしてたり、でこぼこしてたり。でも、それがわたしは愛おしい。そうやって生きてきたし、これかもそうなんだろう。生きることは傷つくことだから。死ぬまでどうやって補修していくかなのだと思う。

わたしの短歌に生きるとか死ぬとかの言葉が多いのはだからじゃないかなと思う。

夜、「LEON」の完全版を観た。カットされていたシーンがとても良くて、そっちのほうが心に残った。

「わたしが欲しいのは、愛か死か、どちらかよ」

すてきなセリフだと思う。

そしてやはり、とても美しい映画だと思う。