文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/09/07(金)

きのうのプールから学んだのは、「何も考えない」「力を抜く」「今だけを感じる」、この三つがある時間を過ごすと、その後よく集中できるということだった。
これは眠りにも共通するものかもしれないと思い、午前小説に取り組んだあとに、少しベッドで横になる。

寝そべりながら、血が頭や目に集まっているのを感じる。
その血を、おなかまで吸い降ろすイメージで、薄暗い部屋でじっとしていた。

「自分自身にしっかりと根付いていること」
フロムはこのことを、愛することができる人の条件としてあげていたなと思う。
書くことと愛することは、わたしにとってとても似ている。

血を降ろし、降ろし、お腹を温める。
自分にしっかりと根付いていること。ひとりを受け入れること。