文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/11/24(土)

今朝はものすごく寒かった。自転車で北に走れば走るほど寒くなる。白い息が出て、手が凍えた。もう冬だ。もう今年も終わる。

京都精華大学で行われた、ダンスパフォーマーのほながようこさんの子供向けワークショップへ長男と出かける。現地でほながさんと旦那さんの松田くん、そして柳下さんと合流。ほながさんには以前取材をしていて、その撮影も兼ねていた。

ほながさんは仕事の話をするときと、雑談をするとき、そして子供たちと向き合うときで、雰囲気が変わる。きりっとした顔、真剣な顔、お母さんみたいに優しく笑う顔、少女みたいに目一杯笑う顔。いろいろな表情を見せる人だ。そのときどきでいちばんの表情をしている感じ。誠実な方だなと思う。わたしは、ほながさんのファンなのだ。

ほながさんはまるで野生の動物みたい。長い手足をダイナミックに動かして、まるで大きな風がほながさんから生まれて波動みたいに空気を揺らす感じだった。柳下さんが「存在感のある方だね」と言い、「本当に、その通りだね」とわたしも答えた。

見ているとからだを動かしたくなって、わたしもぴょんぴょんその場で飛び跳ねたりしてみた。わたしのからだはもっと拡張できるのかもしれない。そんな希望をもたせてくれるほながさんの動きが、やっぱりわたしは好きなのだった。