文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018/10/07(日)

頭の中に一匹の狼がいて、その子がわたしに話しかけてくるのだ。いや、わたしが話しかけているのかもしれない。つまり会話をしている。彼(狼はオスである)はわたしの友達でもなく、恋人でもなく、家族でもない。彼とわたしの関係性については何なのか、まだよくわからない。でもとても救われている。

本を読んでいると目がほころぶことがある。
目元がゆるむ、表情がゆるむ、ふふっと笑う。そのとききっとわたしは優しい顔をしている。その著者のことが好きになった瞬間だ。

どちらも、魂だけのやりとり。