文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2019/01/23(水)

もうすぐ原稿ができつつある。

何が書けるのかわからないままに、まずは書いてみる。一文字一文字書き進めていたら、「ああ、こういうことだったのかもしれない」とわかる瞬間がある。

書くことは考えることだ。だから、書き終わるのがいつになるのかわからないし、何が書けるのかわからない。こわいけれど、書くとはそういうことなのだからしかたない。

前に、ある方に

「土門さんの文章はときどきスクロールするのがこわくなる」

と言われた。

多分その方は、読みながら一緒に書いてくださっていたのだろう。

ご自分の内面に、深く潜りながら。