文鳥社の日記

京都の出版レーベル・文鳥社の日記です。

2018年2月12日(月)

気づけば今日は文鳥社の創立記念日なのだった。文鳥社宣言は昨年のこの日にアップされている。2月12日。まるで2羽の鳥の間に1冊の本が立っているみたいだと、自分が喜んでいたのを覚えている。きっと柳下さんは覚えていないだろう。この日が仏滅で、「仏滅とか気にする?」と聞いたら「文鳥はそんなこと気にしない」と言っていたくらいだから。そしてわたしも忘れていたくらいなのだから。

この1年間はいろいろなことがあって、とても1年間のことだとは思えない。夢中で走っているうちに、気づいたら大事なひとたちと、大事な作品ができていた。

今日は宿には滞在しなかったが、長男と一緒に『100年後あなたもわたしもいない日に』の在庫を取りに顔を出した。壁にはポスターが貼ってあった。
「あれはママと柳下さんの色なんだって、友達が作ってくれた」と言ったら、「きれいやな、よかったな」と長男が言った。